東海道五十三次の宿場の中でも最大の人口でにぎわった
大津宿(滋賀県大津市)の東のはずれと京都の山科との境にある
「追分」や「大谷」辺りで描き売られていたので追分絵(おいわけえ)
大谷絵(おおたにえ)とも称されています。
現在ならJR琵琶湖線で、京都〜大津まで10分ですが、江戸時代の
旅人たちは、三里の距離を2・3時間かけて歩きました。
京都から出発した旅人が、そして大津から出発した旅人が、
逢坂峠の坂道歩きで「疲れた〜」と一休みする場所が「追分」や「大谷」であり、
そこで売られていたのが 名産品の「大津絵」なのです。
追分や大谷は、今でいうと高速道路のサービスエリアにあるお土産屋
のようですね。
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